下品下劣も人の性

私の吐き溜め備忘録

冬の魔物

 

 

冬の魔物、十二月の呪い

 

二十五歳を過ぎた頃からだろうか

毎年のようにこの月は調子を狂わせ希死念慮に取り憑かれる

 

先日、後輩に老荘思想だと言われた

知らない言葉だったから調べてみると私の考える思想そのものだった

だから何だってんだ、そこに意味なんてない

 

好きなものも、社会も、何もかもどうでも良くなる

季節は移り行くし、私を置いていく

変わらないねと言われる、その言葉が良い意味に捉えられない

何処かに行きたい、誰も知らない所に行きたい

どうせ、どんなに努力を重ねても一番欲しいものは手に入らない

いつも私が一番欲しいと願うものは手に入った試しがない

 

何か一つを極める事に勤しみたい

お金を産む方法が労働しか思いつかない、誰か私を上手く使ってほしい

社会生活においての大事な部品が欠けているのだよ

 

勿論、お金が全てではないが将来を考えると手に職をつけておきたい

自身の自信の為にも私は私の手で稼ぎたい、だがそのルートが見えない

 

私が今打ち込んでいるのは未来がない事らしい

だけれど諦められない、好きだから

 

数年間死ぬほど考えている、どう考えても光が見えない

数年間光だと思っていたものが光ではなかった

妥協をするくらいなら死んだほうがましだ

だからやれることをすべてやってみて、ダメだったら死ねばいい

だからそれまでは頑張ろうと思う

 

外的要因によって壊された自己肯定感が元に戻らなくても

この希死念慮と共に人生を生きていかなければならない運命も

反骨精神で積み上げた偽りの自尊心も

神経伝達物質のコントロールを何とかしようと頑張ることも

その他諸々もう疲れた、全部全部疲れた、私は何もしていないのに

 

感情をアウトプット出来なくて、きっとインプット側の比率が大きすぎて爆発しかけているだけ、言葉にするとただこれだけ

 

全部くだらない、何もかもくだらない、所詮エゴの擦り付け合いが人付き合いだ

死んでほしくないというのもエゴだ、それが手前にとって都合がいいか悪いかの話

私は酷く複雑な酷い人間だ

 

くだらない

 

だから瞬間でもいいからときめきたい、ドキドキしているときは生きたいと思える

あと自傷行為をして死にたくないと思うとき、生きたいんだねって思える

 

どうしようもない人間

友達と言ってくれる人間は皆忙しい、皆同じだね

だから私はここで吐く、何事もなかったように、何もないふりをして笑う

 

曇天の十二月